惑星のさみだれ 1−8

水上悟志 少年画報社

散人左道がいまいち肌にあわなかったため、この人の作品は長編はダメなんじゃないかとおもい、長いこと食わず嫌いをしていたが、この機会に8巻まで一気読みをしてみた。

…。
だまされた。これは水上作品の中でも極上の部類ではないですか。
とにかく喜怒哀楽のすべての方向に突き抜けて感情を動かしてくれる。
そして登場人物が軒並みかっこいいことを言いつつも、ところどころ間が抜けている部分があったりするのが非常に良いと思った。
個人的には、
「大人が笑うのはな
 大人は楽しいぜって
 子供に羨まし
 がられるため」
「人生は希望に満ちてるって
 教えるためさ」
という半月のセリフが非常にかっこいいなぁと感じた。
これを機にそろえてしまおうかなぁと考えるくらいには
おもしろかったですよ。